プチ考察、ボンドルドとスラージョの会話について
<考察>
ボンドルドとスラージョの冷戦
スラージョがラストダイブしにきた時の
ボンドルドとの会話における伏線を考えようのコーナー。
スラージョとボンドルドは前線基地において衝突したようだが、
その時の会話は非常に高度な知能戦が繰り広げられた。
まず、ボンドルドは最初から、
『スラージョ達が探窟組合の許可』
を取っていないことを知っていたようだ。
なぜなら、下記のセリフがあるためだ。
「貴方は正規の手続きで潜れますが・・・」
「産まれた側から供物にされる」
ここから、ボンドルドは、スラージョはもしかしたら許可を取っているかもしれないが、
他のメンバーについては許可されていないと思っていた。
なぜなら、
獣相は『産まれた側から供物にされる』しかないからだ。
つまり、獣相は白笛になることはできない。
白笛になることができるのはボンドルド曰く
『本人』つまり、人間だけだ。
※逆に言えば、人間ではないものでも白笛自体になることはできるということだ。
獣相は最初人間で、途中から獣相になったわけではなく、
産まれ乍らにして獣相なのだろう。
※詳しくは獣相の記事で書きます。
そして実際、以下のシーンから
スラージョ自身も許可を取っていなかったようだ。
許可を取っていたら、「許可を取っている」というはずである。
言わないメリットがないからだ。
だから、ボンドルドは端っから、獣相の2人は白笛でないので、
許可が下りていないこと
そして、シェルミとメナエはそもそも、物なのでもちろん
白笛でなく、許可が下りていないことを
姿を見ただけで知っていた。
だから、
絶界の祭壇に行けるのは許可があっても、スラージョだけなのだ。
しかしボンドルドは64話冒頭の
「珍しい方がきたようです」というボンドルド自身のセリフから
スラージョに以前会ったことがあるようだ。
ということはボンドルドはスラージョの性格も知っているだろう。
スラージョがいかに『仲間想い』なのかを。
そんな
スラージョが仲間を置いて自分だけラストダイブするはずがない。
だから、
最終的にスラージョ達は無理やりでも通ろうとする
そう冒頭ですでにボンドルドは察していたのだろう。
だからスラージョ達に対抗するための
戦闘力を集めるために時間稼ぎをする必要がある。
ここで駆け付けたボンドルドと手下2人が合流。
ボンドルドは5人の呪詛船団に対して、
死装束2人とボンドルド、そして祈手の2人が味方にいた。
数で言えばイーブンだ。
だが、それでは戦力が足りないと思ったのだろう。
なぜなら、スラージョには集団に響かせることができる白笛がある。
5対5では分が悪い・・・ボンドルドはそう感じたのだろう。
祈手がさらに揃うまで
ここからボンドルドの時間稼ぎが始まる。
後々のスラージョのセリフ「時間稼ぎとはな!」から
この時のボンドルドのセリフはただの時間稼ぎだったことが判明する。
つまり、前線基地で7日待ったら・・・許可が下りるというのは
ボンドルドのデマカセだ。
なぜなら、スラージョ以外は元々白笛ではないので、
待っても許可が下りないからだ。
争いを嫌うスラージョの部下の獣相紳士(名前知らん!)は
ケンカ腰のスラージョを見て焦る。
「このままでは戦いになってしまう」
獣相紳士は何とか穏便に事を済まそうと上記のようにボンドルドに交渉したようだ。
なお後々のシーンより、
スラージョは巫女を追った部下が6層以下にいると確信していることが分かる。
ではここで
獣相紳士は「頭は6層にいると見立てています」と濁す表現をしたのか?
もし獣相紳士が「巫女を追った味方は6層以下にいます」
と答えたならばどうなる・・・?
呪詛船団は許可がないとできないラストダイブを容認している探窟組合の隊だと豪語することになってしまう。
そして責任はその頭領であるスラージョへ集まる。
獣相紳士はスラージョを悪者にすることを避けるため、
わざと『味方は6層にいるかもしれない』
というあいまいな表現をしたのだろうと考える。
味方は6層にいるかもしれない、そう話す紳士獣相に対し、
ボンドルドはやはり時間を稼ぐために、
まともに応えず煽った様子。
そして味方が登場するタイミングになると
「やはり届出もなしに通すわけには・・・」
と話を振り出しに戻す。
ここですでに、時間稼ぎが完了したということだろう。
騙されているとは思っていない素直なスラージョは
ボンドルドに騙されて時間稼ぎを許してしまったようだが、
上記のセリフからそんなスラージョは最初から許可がないから、押し通ろうとしていたようだ。
そして次のシーンでボンドルドはこう語っていた。
「確信も無く潜る方ではありませんでしたね!」
前シーンで、スラージョは「オレもそのつもりできている」というセリフから
最初から戦争をしに来たことが分かる。
だがここで戦闘をしたら・・・
後々どうなるだろうか?
ボンドルドとスラージョは敵対関係になる。
スラージョ達は6層へ逃げたとしても・・・
巫女を追っていたスラージョの部下が5層以上にいたら、
ボンドルドに追われ、殺されてしまう。
ボンドルドはスラージョが味方想いだからこそ、
そんなことにはならない、
つまり巫女を追ったスラージョの部下は5層以上にはいないという確信があったと、察していたのだろう。
だからボンドルドはスラージョのセリフ「オレもそのつもりできている!」から
「自分の手下は6層以下にいる」という確信があるんだな、と分かったのだろう。
なお、『期限』については後々の記事『2000年はすでに始まっていた』を参照いただくこととする。
そして戦闘シーンについては人間同士の戦いのため、いつも通り省略されている。
おそらく血みどろの殺し合いになっただろう(スラージョ隊は無傷か?)
<考察まとめ>
・ボンドルドはスラージョ以外の呪詛船団メンバーは最初から許可が下りていないことを知っていた
・ボンドルドは最初からスラージョと戦闘になると踏んで、戦力を集める時間稼ぎをした
・ボンドルド達5人とスラージョ達5人ではボンドルドに分が悪かった
以上。
<考察>
ボンドルドとスラージョの冷戦
スラージョがラストダイブしにきた時の
ボンドルドとの会話における伏線を考えようのコーナー。
スラージョとボンドルドは前線基地において衝突したようだが、
その時の会話は非常に高度な知能戦が繰り広げられた。
まず、ボンドルドは最初から、
『スラージョ達が探窟組合の許可』
を取っていないことを知っていたようだ。
なぜなら、下記のセリフがあるためだ。
「貴方は正規の手続きで潜れますが・・・」
「産まれた側から供物にされる」
ここから、ボンドルドは、スラージョはもしかしたら許可を取っているかもしれないが、
他のメンバーについては許可されていないと思っていた。
なぜなら、
獣相は『産まれた側から供物にされる』しかないからだ。
つまり、獣相は白笛になることはできない。
白笛になることができるのはボンドルド曰く
『本人』つまり、人間だけだ。
※逆に言えば、人間ではないものでも白笛自体になることはできるということだ。
獣相は最初人間で、途中から獣相になったわけではなく、
産まれ乍らにして獣相なのだろう。
※詳しくは獣相の記事で書きます。
そして実際、以下のシーンから
スラージョ自身も許可を取っていなかったようだ。
許可を取っていたら、「許可を取っている」というはずである。
言わないメリットがないからだ。
だから、ボンドルドは端っから、獣相の2人は白笛でないので、
許可が下りていないこと
そして、シェルミとメナエはそもそも、物なのでもちろん
白笛でなく、許可が下りていないことを
姿を見ただけで知っていた。
だから、
絶界の祭壇に行けるのは許可があっても、スラージョだけなのだ。
しかしボンドルドは64話冒頭の
「珍しい方がきたようです」というボンドルド自身のセリフから
スラージョに以前会ったことがあるようだ。
ということはボンドルドはスラージョの性格も知っているだろう。
スラージョがいかに『仲間想い』なのかを。
そんな
スラージョが仲間を置いて自分だけラストダイブするはずがない。
だから、
最終的にスラージョ達は無理やりでも通ろうとする
そう冒頭ですでにボンドルドは察していたのだろう。
だからスラージョ達に対抗するための
戦闘力を集めるために時間稼ぎをする必要がある。
ここで駆け付けたボンドルドと手下2人が合流。
ボンドルドは5人の呪詛船団に対して、
死装束2人とボンドルド、そして祈手の2人が味方にいた。
数で言えばイーブンだ。
だが、それでは戦力が足りないと思ったのだろう。
なぜなら、スラージョには集団に響かせることができる白笛がある。
5対5では分が悪い・・・ボンドルドはそう感じたのだろう。
祈手がさらに揃うまで
ここからボンドルドの時間稼ぎが始まる。
後々のスラージョのセリフ「時間稼ぎとはな!」から
この時のボンドルドのセリフはただの時間稼ぎだったことが判明する。
つまり、前線基地で7日待ったら・・・許可が下りるというのは
ボンドルドのデマカセだ。
なぜなら、スラージョ以外は元々白笛ではないので、
待っても許可が下りないからだ。
争いを嫌うスラージョの部下の獣相紳士(名前知らん!)は
ケンカ腰のスラージョを見て焦る。
「このままでは戦いになってしまう」
獣相紳士は何とか穏便に事を済まそうと上記のようにボンドルドに交渉したようだ。
なお後々のシーンより、
スラージョは巫女を追った部下が6層以下にいると確信していることが分かる。
ではここで
獣相紳士は「頭は6層にいると見立てています」と濁す表現をしたのか?
もし獣相紳士が「巫女を追った味方は6層以下にいます」
と答えたならばどうなる・・・?
呪詛船団は許可がないとできないラストダイブを容認している探窟組合の隊だと豪語することになってしまう。
そして責任はその頭領であるスラージョへ集まる。
獣相紳士はスラージョを悪者にすることを避けるため、
わざと『味方は6層にいるかもしれない』
というあいまいな表現をしたのだろうと考える。
味方は6層にいるかもしれない、そう話す紳士獣相に対し、
ボンドルドはやはり時間を稼ぐために、
まともに応えず煽った様子。
そして味方が登場するタイミングになると
「やはり届出もなしに通すわけには・・・」
と話を振り出しに戻す。
ここですでに、時間稼ぎが完了したということだろう。
騙されているとは思っていない素直なスラージョは
ボンドルドに騙されて時間稼ぎを許してしまったようだが、
上記のセリフからそんなスラージョは最初から許可がないから、押し通ろうとしていたようだ。
そして次のシーンでボンドルドはこう語っていた。
「確信も無く潜る方ではありませんでしたね!」
前シーンで、スラージョは「オレもそのつもりできている」というセリフから
最初から戦争をしに来たことが分かる。
だがここで戦闘をしたら・・・
後々どうなるだろうか?
ボンドルドとスラージョは敵対関係になる。
スラージョ達は6層へ逃げたとしても・・・
巫女を追っていたスラージョの部下が5層以上にいたら、
ボンドルドに追われ、殺されてしまう。
ボンドルドはスラージョが味方想いだからこそ、
そんなことにはならない、
つまり巫女を追ったスラージョの部下は5層以上にはいないという確信があったと、察していたのだろう。
だからボンドルドはスラージョのセリフ「オレもそのつもりできている!」から
「自分の手下は6層以下にいる」という確信があるんだな、と分かったのだろう。
なお、『期限』については後々の記事『2000年はすでに始まっていた』を参照いただくこととする。
そして戦闘シーンについては人間同士の戦いのため、いつも通り省略されている。
おそらく血みどろの殺し合いになっただろう(スラージョ隊は無傷か?)
<考察まとめ>
・ボンドルドはスラージョ以外の呪詛船団メンバーは最初から許可が下りていないことを知っていた
・ボンドルドは最初からスラージョと戦闘になると踏んで、戦力を集める時間稼ぎをした
・ボンドルド達5人とスラージョ達5人ではボンドルドに分が悪かった
以上。